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いまさら聞けないIT用語辞典
BCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)とは
BCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)とは
障害対応
最終更新日
2023/05/12
目次
BCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画)とは、自然災害やサイバー攻撃、世界的な大流行など、予期せぬ出来事や危機が発生した際に、企業がどのように事業を継続するかをまとめた文書です。BCPとは、自然災害やサイバー攻撃、世界的なパンデミックなど、予期せぬ出来事や危機が発生した際に、組織がどのような手順で事業を継続するかをまとめたもので、ビジネスプロセス、資産、人材、ビジネスパートナーなど、さまざまなものが含まれます。
レストランチェーンを用いたBCPの例
例えば、あなたがレストランチェーンを経営しているとします。あなたの街は嵐に見舞われ、1週間にわたって停電が続きました。この間、どのようにビジネスを継続するのでしょうか。そこで、BCPの出番です。
重要な機能の特定
: BCPでは、危機的状況下でも機能し続けなければならない重要な分野を特定することになります。レストランであれば、料理の準備や接客などがこれにあたります。
バックアップ計画
: BCPは、これらの重要な機能のバックアップ計画を概説する必要があります。冷蔵庫の稼働や照明の点灯を維持するためのバックアップ発電機や、別の場所でお客様にサービスを提供し続けるための地元のフードトラックとの提携などが考えられます。
コミュニケーション戦略
: 例えば、ソーシャルメディアを使って、停電中の営業時間や場所についての最新情報を顧客に提供するなどです。
復旧戦略
: 最後に、BCPでは、停電が復旧した後、通常の業務に戻るまでの手順について説明する必要があります。これは、生鮮食料品の補充、すべての電気製品の徹底的なチェック、顧客を呼び戻すためのマーケティングプランなどを含むかもしれません。
まとめ
BCPの目標は、危機がビジネスに与える影響を最小限に抑え、ビジネスが重要な業務を維持または迅速に再開できるようにすることです。リスクマネジメントの一環として不可欠なものであり、自然災害の多い地域で事業を行う企業や、デジタルインフラへの依存度が高い業界では特に重要です。