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クラッシングとは

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クラッシングとは、クリティカルパスのタスクにリソースを追加することで、最小限の増分コストでスケジュール期間を短縮するプロジェクトマネジメント手法です。この手法は、プロジェクトを軌道に乗せたいときや、ペースを上げたいときに使われます。しかし、リスクがないわけではなく、一般的にはコストとリソースの利用率の増加を伴います。

クラッシングの例

例えば、あるクライアントのために新しいWebサイトを構築するプロジェクトを管理しているとします。このプロジェクトは10週間かかる予定ですが、クライアントから8週間で完成させるよう要求されました。

あなたは、プロジェクトのスケジュールを短縮するために、クラッシング手法を使うことにしました。プロジェクトのクリティカルパス上にあるタスク(プロジェクトの終了日に直接影響するタスク)を調べます。その中に、Webサイトのコンテンツを書くというタスクがあり、4週間かかる予定であることがわかりました。

このタスクは、コンテンツライターを追加で雇うことでクラッシュさせることにしました。1人ではなく2人で作業を行うことで、タスクの期間を2週間に短縮し、8週間という新しい期限に間に合わせることができました。

しかし、この方法では、コンテンツライターを追加で雇う必要があるため、コスト増になります。したがって、クラッシュは、時間とコストのトレードオフです。プロジェクトを早く終わらせることができますが、通常、プロジェクトのコストは高くなります。