データベースにおいて、テーブルとは構造化されたデータの集合体です。Excelのスプレッドシートのように行と列で構成されていると考えてください。テーブルの各行が1つのレコードを表し、各列がそのレコードのフィールドや属性を表しています。
ある小さな図書館のデータベースがあるとします。このデータベースのテーブルの1つは、 Books
と呼ばれています。この Books
テーブルには次のようなカラム(フィールド)があります。
Books
テーブルの各行は、ライブラリ内の異なる書籍を表します。つまり、このテーブルの行は次のようになります。
そしてもう一列は以下のようになります。
図書館のデータベースには、 Users(利用者)
, Staffs(職員)
, Records(貸出履歴)
など、他のテーブルもあるかもしれません。これらのテーブルにはそれぞれ保存すべき情報に適したカラムのセットがあります。
データベースのテーブルの重要な点は、共通のフィールドを通じて互いにリンクまたは関連付けられることであるため、「リレーショナルデータベース」と呼ばれています。このため、複数のテーブルにまたがる複雑なクエリを実行することが可能です。例えば、「特定の借り手が借りたすべての本のリストを提供する」ようにデータベースに依頼できます。この場合、 Users
テーブルと Records
テーブルを、共通のフィールド(おそらく Users
の固有ID)を介してリンクする必要があります。
全体として、テーブルはデータベースがデータを整理・管理するための基礎的な部分であり、情報の効率的な保存、検索、操作を可能にします。