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データベースのテーブルとは

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データベースにおいて、テーブルとは構造化されたデータの集合体です。Excelのスプレッドシートのように行と列で構成されていると考えてください。テーブルの各行が1つのレコードを表し、各列がそのレコードのフィールドや属性を表しています。

テーブルの例

ある小さな図書館のデータベースがあるとします。このデータベースのテーブルの1つは、 Books と呼ばれています。この Books テーブルには次のようなカラム(フィールド)があります。

- BookID (各書籍の一意な識別子)
- Title(タイトル)
- Author(著者名)
- Genre(ジャンル)
- PublicationYear(出版年)

Books テーブルの各行は、ライブラリ内の異なる書籍を表します。つまり、このテーブルの行は次のようになります。

- BookID: 001
- Title: 『こころ』
- Author: 夏目漱石
- Genre: 純文学
- PublicationYear: 1914年

そしてもう一列は以下のようになります。

- BookID: 002
- Title: 1984
- Author: ジョージ・オーウェル
- Genre: フィクション
- PulibcationYear: 1949年

図書館のデータベースには、 Users(利用者) , Staffs(職員) , Records(貸出履歴) など、他のテーブルもあるかもしれません。これらのテーブルにはそれぞれ保存すべき情報に適したカラムのセットがあります。

テーブルにおける関連付け

データベースのテーブルの重要な点は、共通のフィールドを通じて互いにリンクまたは関連付けられることであるため、「リレーショナルデータベース」と呼ばれています。このため、複数のテーブルにまたがる複雑なクエリを実行することが可能です。例えば、「特定の借り手が借りたすべての本のリストを提供する」ようにデータベースに依頼できます。この場合、 Users テーブルと Records テーブルを、共通のフィールド(おそらく Users の固有ID)を介してリンクする必要があります。

全体として、テーブルはデータベースがデータを整理・管理するための基礎的な部分であり、情報の効率的な保存、検索、操作を可能にします。