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DNSサーバとは

最終更新日

ドメインネームシステム(DNS)サーバーは、 www.example.com のような人間が読めるドメイン名を、 192.0.2.1 のような対応するインターネットプロトコル(IP)アドレスに変換する専門サーバーです。このプロセスは、名前解決と呼ばれています。DNSサーバーは、インターネットの電話帳のような役割を果たし、ユーザーは複雑なIPアドレスを覚える必要がなく、ドメイン名を使ってWebサイトやオンラインサービスにアクセスできるようになります。

DNSサーバーの例

パソコンやスマートフォンを使って、Webサイト www.example.com にアクセスしたいと想像してください。

  1. WebブラウザにWebサイトのドメイン名を入力し、Enterキーを押します。
  2. Webブラウザは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供する再帰的DNSリゾルバにDNSクエリーを送信し、 www.example.com のIPアドレスを要求します。
  3. 再帰型DNSリゾルバは、ルートDNSサーバにクエリを転送します。ルートDNSサーバは、 .com ドメインを担当するトップレベルドメイン(TLD)サーバに関する情報を提供します。
  4. 再帰的DNSリゾルバーは、次にTLDサーバーに問い合わせを行い、 example.com ドメインを担当する権威DNSサーバーのアドレスを返します。
  5. 最後に、再帰的DNSリゾルバは権威DNSサーバーに問い合わせ、 www.example.com に対応するIPアドレスを提供します。
  6. 再帰的DNSリゾルバはそのIPアドレスをWebブラウザに返し、Webブラウザはそれを使って www.example.com をホストするWebサーバとの接続を確立し、Webページを要求します。
  7. Webサーバーは、要求されたWebページをWebブラウザに送信し、Webブラウザはそれを画面に表示します。

まとめ

要約すると、DNSサーバーは、人間が読めるドメイン名を、対応するIPアドレスに変換する役割を担う専門サーバーです。DNS解決と呼ばれるこのプロセスにより、ユーザーは複雑なIPアドレスではなく、簡単に覚えられるドメイン名を使ってWebサイトやオンラインサービスにアクセスできます。DNSサーバーは、インターネットの電話帳のような役割を果たし、ユーザーがオンラインで探しているリソースを簡単にナビゲートして見つけることができるようにします。