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PostgreSQLとは

最終更新日

PostgreSQLは、先進的なオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。他のRDBMSソフトウェアと同様に、ユーザーがデータベースを作成、管理、操作するのに役立ちますが、いくつかの追加機能や性能も提供しています。

PostgreSQLの使用例

MySQLの例と同じように、オンラインショップのウェブサイトのユーザーデータを管理することを考えてみましょう。PostgreSQLのデータベースには、 Customers (顧客)、 Products (商品)、 Orders (注文)のテーブルがあります。

Customers テーブルには、 CustomerID, FirstName, LastName, Email, Telといったフィールド(カラム)があります。このテーブルの各行は、異なる顧客を表すことになります。

同様に、 Products テーブルには、 ProductID, ProductName, Description, Price などのフィールドを持つことができます。そして、 Orders テーブルには、 OrderID, CustomerID, ProductID, Quantity (数量), OrderedAt (注文日時)などのフィールドがあり、2つのテーブルを結びつけることができます。

データベースとのやり取りにはSQL(Structured Query Language)を使用し、SELECTINSERTUPDATEDELETEといったコマンドを実行してデータを操作することになります。

PostgreSQLの特徴

しかし、ここでPostgreSQLが際立つのです。PostgreSQLは、複雑な環境においても高い安定性と信頼性を持つことで知られています。PostgreSQLは、他のRDBMSでは必ずしも利用できない、配列やhstore(キーと値のペアを格納するためのもの)のような高度なデータ型をサポートしています。また、標準SQLに非常に近い形で準拠しており、信頼性の高いデータ処理のための「ACID」トランザクション(Atomicity, Consistency, Isolation, Durability)をサポートしています。

さらに、PostgreSQLは拡張性に優れており、必要な機能が最初から備わっていない場合でも自分で追加できる場合が多くなっています。また、MVCC(Multi-Version Concurrency Control)、ポイントインタイムリカバリ、テーブルスペースなど、数多くの高度な機能をサポートしています。

まとめ

このため、PostgreSQLは、個人の小規模プロジェクトから大規模なエンタープライズシステムまで、さまざまなアプリケーションに最適な選択肢となっています。