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いまさら聞けないIT用語辞典
PROMとは
PROMとは
記憶領域
最終更新日
2023/05/04
目次
PROMはProgrammable Read-Only Memoryの略で、電子機器に使用される不揮発性メモリの一種で、機器の電源が切れてもそのままのデータを保存できます。PROMは、通常、メーカーや製造時に一度だけプログラムしたり書き込んだりでき、その後は、保存されているデータを何度も読み込むことができるが、変更することはできません。このため、PROMはファームウェアなど、機器の寿命の間に変更する必要のないデータを保存するのに適しています。
PROMのデータ保存方法
PROMにデータを保存するには、PROMプログラマーやバーナーと呼ばれる専用の装置が使われます。この装置は、PROMチップの特定の接続部に高電圧を印加し、メモリセルを永久的に変化させて目的のデータを保存させます。一度PROMに書き込まれたデータは、消去したり修正したりすることはできません。
PROMが使用されている例
1. ファームウェアの保存
ファームウェアの保存:PROMはファームウェアの保存に使用されます。ファームウェアとは、機器のハードウェアを低レベルで制御するためのソフトウェアです。例えば、電子レンジは、調理時間や電力レベルの設定など、さまざまな機能を制御するファームウェアを保存するためにPROMを使用できます。
2. パーマネントルックアップテーブル
PROMは、永久的なルックアップテーブルや、デバイスの動作中に変化しないその他のデータを保存するために使用できます。例えば、電卓では、三角関数の計算を行うためのサインテーブルやコサインテーブルなどの数学関数をPROMに格納できます。
3. レガシーシステム
PROMは現代の電子機器ではあまり見かけませんが、不変のデータの永久保存を必要とする古いシステムやレガシーシステムでは、まだ見られることがあります。
まとめ
PROMは、Programmable Read-Only Memoryと呼ばれる不揮発性メモリの一種です。一度だけプログラムでき、その後は保存されているデータを何度でも読み出すことができるが、変更することはできない。PROMは、電子機器において、ファームウェアや、永久的なルックアップテーブルや制御関数など、機器の寿命の間に変更する必要のないデータを保存するために使用されます。