フリーキーズ | 独学プログラミング

プロキシサーバとは

最終更新日

プロキシサーバーは、エンドユーザーのコンピューターやデバイスとインターネットの間に位置する仲介サーバーです。エンドユーザーがWebサイトやオンラインサービスにアクセスするためのリクエストを送信すると、プロキシサーバーがエンドユーザーに代わってリクエストを処理し、送信先のサーバーに転送します。宛先サーバーからの応答は、プロキシサーバーに返送され、プロキシサーバーはそれをあなたのコンピューターやデバイスに中継します。このように、プロキシサーバーはエンドユーザーとインターネットとの間の「仲介役」として機能します。

プロキシサーバーを利用する理由

1. プライバシーと匿名性

プロキシサーバーは、送信先サーバーからあなたのIPアドレスを隠すことができます。これにより、Webサイトやその他のオンラインサービスが、あなたのオンライン活動を追跡したり、あなたの場所に関する情報を収集したりすることが難しくなります。

例) 匿名でWebを閲覧したい場合、プロキシサーバーを使用すると、実際のIPアドレスを明らかにせずにWebサイトにアクセスできます。

2. セキュリティ

プロキシサーバーは、特定の種類のコンテンツやWebサイトをフィルタリングしてブロックするように設定でき、マルウェアやフィッシング攻撃などのセキュリティ脅威からコンピューターやネットワークを保護するのに役立ちます。

例) 学校や職場で、プロキシサーバーを使用して特定のWebサイトやコンテンツへのアクセスを制限し、安全でセキュアなオンライン環境を維持できます。

3. キャッシングとパフォーマンス

プロキシサーバーは、頻繁にアクセスされるWebページやファイルをキャッシュできます。ユーザーがそのコンテンツを要求したとき、プロキシサーバーは宛先サーバーから取得する代わりにキャッシュから配信でき、ロード時間の短縮と帯域幅の使用量の削減を実現します。

例) インターネットサービスプロバイダ(ISP)は、プロキシサーバを使用して人気のあるWebサイトをキャッシュし、顧客がそれらのサイトをより速く読み込むことができるようにします。

4. 地理的な制限を回避する

プロキシサーバーは、あなたの国や地域でブロックされているWebサイトやサービスにアクセスするために使用できます。別の国にあるプロキシサーバーに接続することで、インターネットトラフィックがその国から発信されているように見せかけることができ、制限を回避できます。

例) あるストリーミングサービスが米国内でしか利用できない場合、米国内にあるプロキシサーバーを利用すれば、物理的に別の場所にいてもコンテンツにアクセスできます。

まとめ

要約すると、プロキシサーバーは、エンドユーザーに代わってインターネットへのリクエストを処理し転送する仲介サーバーです。プロキシサーバーは、プライバシーや匿名性の維持、セキュリティの強化、パフォーマンスの向上、地理的な制限の回避など、さまざまな目的で使用できます。