クエリとは

データベースの文脈における「クエリ」とは、基本的にデータベースに保存されているデータに対して行う要求のことです。最も一般的なデータベースはリレーショナルデータベースで、データはテーブルに整理され、このようなデータベースとの対話に使用される主な言語はSQL（Structured Query Language）です。

SQLでは、データの取得、新しいデータの挿入、既存のデータの更新、データの削除など、さまざまなタスクにクエリを使用できます。クエリの構造は何をしようとしているのかによって異なります。

SQLクエリの使用例

SQLクエリの簡単な例は以下です。

データの取得

これはしばしばSELECTクエリと呼ばれます。例えば、書籍のデータベースにbooksテーブルがあったとして「データベース内のすべての書籍のタイトルは何ですか？」と問いかけたいとします。その場合、SQLクエリは次のようなものになります。

SELECT title FROM books;

データの挿入

これはINSERTクエリで行われます。booksテーブルに新しい本を追加したい場合、クエリは次のようになります。

INSERT INTO books (title, author, year_published) VALUES ('こころ', '夏目漱石', 1914);

データの更新

これはUPDATEクエリで行われます。「こころ」が出版された年を修正したい場合、次のようなクエリを使用します。

UPDATE books SET year_published = 1989 WHERE title = 'こころ';

データの削除

これはDELETEクエリで実行されます。データベースから「こころ」を完全に削除したい場合は次のようなクエリになります。

DELETE FROM books WHERE title = 'こころ';

これらの基本的な操作に加え、SQLクエリは複数のテーブル、複雑な条件、高度な関数を含む非常に複雑なものになります。上記の例はごく基本的なものに過ぎません。

また、すべてのデータベースがSQLを使用するわけではないことにも注意が必要です。例えば、NoSQLデータベースではさまざまなクエリ言語やメソッドを使用できます。