フリーキーズ | 独学プログラミング

予約語とは

最終更新日

プログラミングにおいて、予約語とはプログラミング言語の標準語彙の一部でありながら、特別な意味を持つ語のことです。これらの単語は特定の目的のために「予約」されており、プログラム内で識別子(変数名、関数名、クラス名など)として使用できません。予約語を他の目的で使用すると、プログラムにエラーや予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。

予約語の例

例えばPythonの場合、予約語には以下のようなものがあります。

  • if, else, elif: 条件文の中で使われます。
  • for, while: ループ構造で使用されます。
  • def: 関数を定義するために使用されます。
  • class: クラスを定義するために使われます。
  • try, except: 例外処理に使用されます。
  • True, False: ブーリアン値を表します。
  • import: モジュールをインポートする際に使用する言葉です。
def greet(name):  # "def"は予約語
    if name:  # "if"は予約語
        print(f"Hello, {name}!")
    else:  # "else"は予約語
        print("Hello, world!")

このコードにおいて、defifelseはすべて予約語です。これらはPython言語の構造の一部であり、これらを本来の目的以外に使用すると(ifを変数名として使用するなど)シンタックスエラーになります。

プログラミング言語によって予約語のセットは異なり、他の言語よりも多いものもあります。一般的に使用しているプログラミング言語の予約語を知っておくことは重要で、コードの中で予約語を識別子として使用しないようにする必要があります。