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Tokyo Tyrantとは

Tokyo TyrantはTokyo Cabinetのネットワークインターフェイスです。同じ作者である平林幹雄氏によって開発されました。基本的にTokyo Tyrantは、ネットワーク上でTokyo Cabinetのデータベースと対話することを可能にするサーバーです。つまりファイルロックや他の同時実行の問題を自分で管理することなく、複数のマシンやプロセスからTokyo Cabinetのキーバリューストア機能を利用できます。

Tokyo Cabinetと同様にTokyo Tyrantはその効率性とパフォーマンスで知られています。バイナリプロトコル、HTTP、memcachedプロトコルなど、サーバーと通信するための複数のプロトコルをサポートしています。そのため多くの既存のアプリケーションやライブラリと互換性があります。

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Tokyo Tyrantの使用例

ここでは、Pytyrantライブラリを用いて、PythonでTokyo Tyrantを利用する例を示します。

import pytyrant

# Tokyo Tyrantサーバへ接続
tt = pytyrant.PyTyrant.open('localhost', 1978)

# 値を保存
tt['978-4003101117'] = "こころ, 夏目漱石, 1989"
tt['978-4101050089'] = "金閣寺, 三島由紀夫, 2003"

値を取得する方法は以下です。

value = tt['978-4101050089']
print(value)  # "金閣寺, 三島由紀夫, 2003"を出力

Tokyo Tyrantの特徴

Tokyo Cabinetと同様に、Tokyo Tyrantは比較的低レベルのツールであり、SQLクエリのサポートやマルチテーブルリレーションのようなより複雑なデータベースの機能の多くを欠いていることに注意してください。Tokyo Tyrant(そしてTokyo Cabinet)は、Kyoto TycoonやKyoto Cabinetのようなより効率的でスケーラブルに設計された新しいソリューションにほぼ取って代わられました。

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