OS macOS 13.5.1
GitHub CLI 2.33.0
Git 2.42.0
Github CLIを使ったことはあるでしょうか。ターミナルなどでghを使うコマンドです。
ghはコマンドライン上のGitHubです。PullRequestやIssue、その他のGitHubの機能を、gitやコードを操作しているターミナルで利用可能にします。
チーム開発だけでなく、個人開発でも日常的に使うGitHubを、より快適にできるのでかなりおすすめです。
このコンテンツでは、便利なGitHub CLIの中でも頻繁に使うであろうコマンドをご紹介します。
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GitHub CLI(ghコマンド)はターミナルやコードから使えるコマンドラインインターフェイスです。
GitHubのWebサービスを介さずGitHubを操作できるツールという覚え方でOKです。
まずはインストールしましょう。
macOSではHomebrew、MacPorts、Conda、Spackのいずれかでインストール可能です。
LinuxではRPMレポジトリが用意されています。以下はUbuntuやDebianなど、aptパッケージ管理が可能なOSのインストール例です。
その他のOSは以下リンクより参照してください。
WindowsではWinGet、scoop、Chocolatey、Condaでインストールできます。
まずはGitHubへログインしましょう。
ログインが完了したら、自分が使いやすいエディタを設定しておきましょう。(以下はemacsを選んだ例)
以下は、頻繁に使う機会があるコマンドです。よく行う動作をマウスを使わず実行できるため便利です。
gh browse自身がGitHubでリポジトリ管理しているディレクトリでgh browseを実行すると、該当のリポジトリをWebブラウザで開けます。
なお、ghコマンドは共通で、Gitリポジトリのないディレクトリでこのコマンドを実行すると、以下のようなエラーが出ます。
gh pr listPullRequestの一覧を表示できるgh pr listも、コードレビューを頻繁に行うエンジニアであれば便利です。

gh pr list実行例
gh pr checksコードをビルドしたり、デプロイする際にCIの状況を確認したいときはgh pr checksが便利です。
--watchオプションをつけると完了まで監視できます。
以下のコマンドはghコマンドに慣れてきたら覚えておくと便利なコマンド集です。
作業の時短に貢献します。
gh pr createPullRequestを作成するgh pr createは、オプションを使いこなすと便利なコマンドです。(オプションなしだと結局ブラウザ作業ですることが増えます)
上記コマンドのオプション説明は以下です。
@meで自分)git checkoutを効率化するgh pr checkoutPullRequestをcheckoutして動作確認をする際に、pullしてcheckoutの手間を削減するgh pr checkoutです。
このコマンドは唯一エイリアスがデフォルトで存在しているため、gh coコマンドでも実行可能です。
gh pr listの番号、PullRequestのURL、ブランチ名指定でcheckoutできます。
gh run watchgh pr checksといくらかかぶりますが、こちらはGitHub Actionsのワークフローを監視するgh run watchコマンドです。
時間がかかるワークフローの完了を待つ間に便利です。
例として、macOSで使えるterminal-notifierを使って完了をポップアップ通知する方法を記載します。
他にもたくさんのghコマンドがありますが、一旦上記を覚えるだけでもかなり手間が削減できます。
エンジニアにとって、ブラウザをクリックする作業を減らすことはストレス削減にもつながります。
いつも行っている作業を少しでも改善するためにGitHub CLIはぜひ取り入れてみて下さい。