macOS 13.5.1
更新前のGit 2.39.2(Apple Git-143)
更新後のGit 2.42.0
macOSでは、デフォルトでgit
コマンドが使えるようになっています。開発者の多くがgit
を使って仕事をしていることを考えると、非常にありがたいデフォルト機能です。
2014年のv2系リリース以降、ここ最近のgit
は、アップデートせずとも使い心地に大差はありません。細かなアップデートはされているものの、通常業務で困ることはないでしょう。
しかし、エンジニアをしているとできるだけ最新安定版を使いたくなるものです。このコンテンツでは、macOSにおけるgit
更新方法をご紹介します。
まずはmacOSにデフォルトで備わっているgit
のバージョンを確認しましょう。
上記コマンドを実行すると、以下のような結果が返ってきます。
エンジニアなどの開発者であれば、あなたのMacにはすでにHomebrewが入っているでしょう。
もしまだインストールしていなければ、以下のコマンドでHomebrewをインストールしましょう。
Homebrewが入ったら、次のコマンドでHomebrewのgitをインストールします。
これを実行すると、新しいバージョンのgit
がインストールされた結果は出力されますが、実際にデフォルトのgit
と置き換わってはいません。
下記のコマンドのように、Homebrew内のgit
を指定すれば正しくインストールされたことがわかります。(Homebrewのパスは環境によって別の場合があります)
今後、Homebrewで管理してbrew upgrade git
のように更新することを考慮して、Homebrewのgit
を使うように設定しましょう。
zsh
を使っている場合は~/.zshrc
、bash
を使っている場合は.bashrc
に以下のように追記します。
または、以下のコマンドをターミナルで実行すれば追記されます。
最後に、.zshrc
の変更を適用しましょう。
再度git
のバージョンを確認すると、Homebrewでインストールしたgit
が適用されていることがわかります。