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AI駆動開発とは何で、何ではないか

レベル 0基礎まずは安全に、1回やってみる45

この回でできるようになること

  • 補完・チャット・ワークフロー・エージェント・サブエージェントの違いを、「どこまで自分で動くか」「誰が結果を確かめるか」で説明できる
  • AIが間違えるときのパターンを挙げて、それぞれに対して手順の側でどう備えるかを言える

おさえておくこと

違いは「どこまで自分で動くか」

AIの使い方には、いくつかの段階があります。段階が違うのは賢さではありません。「どこまで自分で動くか」と「誰が結果を確かめるか」が違うだけです。

補完
次の数行を提案してくれます。採用するかどうかは、毎回あなたが決めます。
チャット
聞いたことに答えが返ってきます。コードを実際に反映するのはあなたです。
ワークフロー
あらかじめ決めた手順を、自動で流します。分かれ道も先に決めてあります。
エージェント
自分でファイルを読み、コマンドを実行し、その結果を見て次の手を決めます。
サブエージェント
仕事の一部を、別の担当に切り出して任せる仕組みです。

AI駆動開発は「全部おまかせ」ではありません

AI駆動開発とは、やりたいことを判定できる形に書き、作業を任せ、結果を証拠で確かめる進め方のことです。

任せる範囲が広がるほど、確かめる仕組みが大事になります。ここを用意しないまま任せる範囲だけ広げると、動いているように見える変更がどんどん積み上がります。そして間違いに気づく場所が、本番になります。

AIが間違えるパターンは、だいたい決まっています

よくあるのは、次の4つです。

自信たっぷりに間違える
口調と正しさは関係ありません。
新しい情報を知らない
学習した時点より後の変更は知りません。
一度に扱える量に上限がある
渡せば渡すだけ良くなるわけではありません。
実行そのものが失敗する
コマンドやツールの呼び出しは、単純に失敗することがあります。

これらは、設定で消せる不具合ではありません。だから、手順の側で受け止めます。やることは2つだけです。

  • 情報の出どころを確かめる
  • 実際に動かして確かめる

サブエージェントは、製品ごとに呼び名も制約も違います

仕事の一部を別の担当に任せる機能は、複数の製品にあります。ただし、使わせてよいツール・選べるモデル・元の作業との情報の切り分け方は、製品ごとに違います。

この講座では、まず製品に関係ない考え方を置きます。製品ごとの違いは、各回の「ツールごとのちがい」に、出どころつきで分けて書いています。

ここまでで分からないところがあれば、この回の本文だけを使って答えてもらえます(任意・自分のAPIキーが必要です)。

この回では扱わないこと

  • 個々のコーディングエージェントの操作手順(それぞれの公式ドキュメントを見てください)
  • AIモデルの内部のしくみ

ツールごとのちがい

Claude Code

サブエージェントは、使わせるツールとモデルを指定して定義します。元の作業とは別の場所で動きます。

Codex CLI

サブエージェントを定義して仕事を任せられます。定義をどこに置くか、何を指定できるかは公式ドキュメントを見てください。

ここに書いたちがいの出どころは、下の「この回の情報の出どころ」にあります。仕様は変わるので、実際に設定する前に必ず元の資料で確かめてください。

やってみる

どちらでも30

自分の作業を5つの形に振り分けてみる

この1週間で自分がやった開発作業を5件書き出します。それぞれを、補完・チャット・ワークフロー・エージェント・サブエージェントのどれで進めたかに振り分けて、その選び方でよかったかを確かめます。

やること

  1. 作業を5件書き出します。大きさは「1回のコミットで終わるくらい」にそろえてください。
  2. それぞれに、実際に使った形を1つ当てはめます。
  3. それぞれについて、結果を誰がどうやって確かめたかを1行で書きます。
  4. 確かめ方が「AIの説明を読んだだけ」だったものに印を付けます。
  5. 印を付けた作業について、どの形に変えれば自分で確かめられたかを書きます。

使えるFRKZのツール

できあがるもの:5行の表(作業/使った形/確かめ方/次はどうするか)を書いた Markdown ファイル

できたかどうかの確かめ方

言葉で説明する自分で採点する

5つの形の違いを言ってみる

補完・チャット・ワークフロー・エージェント・サブエージェントについて、「どこまで自分で動くか」と「誰が結果を確かめるか」を、それぞれ1行ずつ書いてください。

どこまで動くか/誰が確かめるか

まだ
5つのうち2つ以上で、どちらかが書けていない。
できた
5つすべてについて、両方が書けている。
よくできた
そのうえで、自分が最近やった作業をどれかに当てはめ、その形を選んだ理由まで説明できている。
こういうときどうするか自分で採点する

間違いに、手順でどう備えるか

エージェントが「このライブラリの最新版では、この書き方が推奨されています」と説明しましたが、実際には古い書き方でした。どのパターンの間違いか、そして次から同じ間違いに気づくために作業手順のどこを変えるかを書いてください。

間違いのパターンを言えているか

まだ
「AIが間違えた」としか書いていない。
できた
学習した時点より新しい情報を知らないこと、または自信と正しさが一致しないことを挙げている。
よくできた
さらに、これは設定では消せない前提だと捉え、手順の側で受け止める立場を取っている。

手順をどう変えるか

まだ
「気をつける」程度の対策しか書いていない。
できた
出どころを確かめる、または実際に動かして確かめる手順を組み込んでいる。
よくできた
その確認を、忘れても飛ばせない形(テスト、CI、チェックリスト)にしている。

この回の情報の出どころ

  • 公式の説明Anthropic
    Claude Code Subagents

    2026-09-14 に確認/2026-12-14 までにもう一度確認

  • 公式の説明OpenAI
    Codex Subagents

    2026-09-14 に確認/2026-12-14 までにもう一度確認

この回で触れている外部の情報は、いちばん古いもので 2026-09-14 に確かめたものです。 この日付は ADR-0019 の一次情報一覧から引き継いでいます。

この回の記録

書いた内容はこのブラウザの中だけに残ります。送信はしません。 成果物そのものではなく、どこにあるか(ファイルの場所、ブランチ名など)を書いてください。 鍵やパスワードは書かないでください。

確かめた結果

5つの形の違いを言ってみる
間違いに、手順でどう備えるか
置き場所を書き、すべての確認を「できた」以上にすると、記録つきの完了になります。

AIに見てもらう(任意)

使わなくても、すべての回は完了できます

作ったものを、この回の観点表に照らして見てもらえます。返ってくるのは助言であって、 合否ではありません。完了にするかどうかを決めるのは、いつでもあなたです。 自分のAPIキーを使うため、料金はご自身のアカウントに請求されます。

先に、上の「この回の記録」ですべての確認に自分で評価を付けてください。 モデルの評価を先に見ると、自分の判断がそれに引きずられます。

プロバイダ

キーはこの実行にのみ使われ、保存もログ出力もしません。ブラウザにも残らないため、ページを離れると再入力が必要です。

APIキーを発行する