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毎回渡す情報と、そのときだけ渡す情報

レベル 1実践頼み方と、渡す情報75

先に読む回:ふわっとした依頼を、判定できる依頼にする

この回でできるようになること

  • 毎回読ませる情報と、その作業のときだけ渡す情報を分けて置ける
  • 読ませる量に上限を決めて、読ませる範囲と読ませない範囲を選べる

おさえておくこと

「毎回」と「今回だけ」を混ぜない

毎回いるもの
プロジェクトの前提、決まりごと、よく使うコマンド。これは指示ファイルに置きます。
今回だけのもの
今回の背景、触るファイル、完成の判定基準。これは依頼文に書きます。

この2つを混ぜると、指示ファイルが作業日誌のようにふくらみます。そして、その全部を毎回読ませることになります。

最初は短く、必要になったら詳しく

はじめから全部を読ませるのではなく、入口を短くしておきます。そして、必要になった時点で詳しい説明へ辿ってもらいます。

スキルの仕様でも、短い説明を入口に置き、手順や資料は必要になってから読み込む形が採られています。

リポジトリでも同じです。指示ファイルは目次として使い、詳しい話は別のファイルに置いて、そこから参照させます。そのほうが、毎回の読み込みは軽くなります。

上限は数字で決めます

AIが一度に扱える情報の量には上限があります。多く渡すほど良くなるわけではありません。毎回読ませる分について、あらかじめ上限を決めておきます。超えたら削るか、別ファイルに分けます。

FRKZ の「コンテキスト予算」(/tools/context-budget)を使うと、リポジトリのファイル構成から目安が出ます。毎回読ませるもの、必要なときだけ読ませるもの、読ませないものの3つに分かれます。

どちらが優先かを、書いておきます

指示があちこちにあるとき、どれが優先されるかを書いていなければ、勝ち負けはその場任せになります。

「より狭い範囲の指示が、広い範囲の指示より優先される」といった決まりを先に作って、指示ファイル自体に書いておきます。

ここまでで分からないところがあれば、この回の本文だけを使って答えてもらえます(任意・自分のAPIキーが必要です)。

この回では扱わないこと

  • トークン数をきっちり見積もること
  • AIモデルの内部のしくみ

ツールごとのちがい

Claude Code

スキルとして切り出すと、その説明文が「どんなときに使うか」の判断材料になります。本体は必要になったときに読み込まれます。

ここに書いたちがいの出どころは、下の「この回の情報の出どころ」にあります。仕様は変わるので、実際に設定する前に必ず元の資料で確かめてください。

やってみる

自分のリポジトリで60

リポジトリの情報を棚卸しする

自分のリポジトリで、エージェントに毎回読ませるべきものと、作業のときだけ渡せばいいものを仕分けます。そのうえで、毎回読ませる分に上限を決めます。

やること

  1. いまエージェントが読んでいる指示ファイルを、すべて書き出します。
  2. 書かれている内容を「毎回」「今回だけ」「不要」に仕分けます。
  3. 毎回読ませる分の上限を決めます。たとえば「指示ファイル全体で300行まで」のように、数字で決めてください。
  4. 上限を超えていたら、詳しい説明を別ファイルへ移し、指示ファイルには参照だけを残します。
  5. 指示が複数ある場合にどちらが優先されるかを、1段落で書き足します。
  6. FRKZ の「コンテキスト予算」(/tools/context-budget)で出た目安と見比べます。

使えるFRKZのツール

できあがるもの:仕分けの結果と、減らしたあとの指示ファイルの変更点

できたかどうかの確かめ方

こういうときどうするか自分で採点する

指示が食い違ったら、どちらに従うか

リポジトリ全体の指示ファイルには「テストは必須」と書いてあり、あるフォルダの指示ファイルには「ここはテスト対象外」と書いてあります。どちらに従うべきか、そしてエージェントが迷わないように指示ファイルへ何を書き足すかを書いてください。

決まりの形にできているか

まだ
その場の判断を述べるだけで、決まりとして書けていない。
できた
「狭い範囲の指示が、広い範囲より優先される」といった決まりを書けている。
よくできた
その決まりを指示ファイルに書き足す文面まで示している。

決められないときの扱い

まだ
判断できない場合について何も書いていない。
できた
判断できないときは勝手に決めず確認する、という方針を書いている。
よくできた
確認がつくまで、どこまで作業を止めるかも決めている。
作ったものを点検する自分で採点する

毎回読ませる量は、上限に収まっているか

棚卸ししたあとの指示ファイルを、次の観点で点検してください。

上限を決めてあるか

まだ
上限を決めていない。
できた
毎回読ませる分の上限を数字で決めてあり、いまの状態がその中に収まっている。
よくできた
上限を超えたときに、何から先に削るかまで決めている。

最初は短く、必要になったら詳しく

まだ
詳しい説明が、指示ファイル本体に書かれたままになっている。
できた
詳しい説明が別のファイルへ移り、本体からは参照になっている。
よくできた
参照先について、どんなときに読めばいいかまで書かれている。

この回の情報の出どころ

  • 公式の説明Agent Skills
    Agent Skills

    2026-09-14 に確認/2026-12-14 までにもう一度確認

  • 仕様書Agent Skills
    Agent Skills Specification

    2026-09-14 に確認/2027-03-14 までにもう一度確認

この回で触れている外部の情報は、いちばん古いもので 2026-09-14 に確かめたものです。 この日付は ADR-0019 の一次情報一覧から引き継いでいます。

この回の記録

書いた内容はこのブラウザの中だけに残ります。送信はしません。 成果物そのものではなく、どこにあるか(ファイルの場所、ブランチ名など)を書いてください。 鍵やパスワードは書かないでください。

確かめた結果

指示が食い違ったら、どちらに従うか
毎回読ませる量は、上限に収まっているか
置き場所を書き、すべての確認を「できた」以上にすると、記録つきの完了になります。

AIに見てもらう(任意)

使わなくても、すべての回は完了できます

作ったものを、この回の観点表に照らして見てもらえます。返ってくるのは助言であって、 合否ではありません。完了にするかどうかを決めるのは、いつでもあなたです。 自分のAPIキーを使うため、料金はご自身のアカウントに請求されます。

先に、上の「この回の記録」ですべての確認に自分で評価を付けてください。 モデルの評価を先に見ると、自分の判断がそれに引きずられます。

プロバイダ

キーはこの実行にのみ使われ、保存もログ出力もしません。ブラウザにも残らないため、ページを離れると再入力が必要です。

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