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ふわっとした依頼を、判定できる依頼にする

レベル 1実践頼み方と、渡す情報60

先に読む回:失敗しても戻せる、最初の1変更

この回でできるようになること

  • やりたいこと・条件・やらないこと・完成の判定基準・確認方法をそろえた依頼文を書ける
  • 答えによって作り方が変わる質問だけを、作りはじめる前に出せる

おさえておくこと

依頼文に入れる5つのこと

やりたいこと
使う人から見て、何ができている状態かを書きます。
条件
既存の作りに合わせる、この速度を下回らない、といった制限です。
やらないこと
これを書かないと、作業はどこまでも広がります。
完成の判定基準
他の人が見ても同じ結論になる形で書きます。
確認方法
その判定に使う画面やコマンドのことです。

質問は「答えで作り方が変わるもの」だけ

良い質問かどうかは、答えによって作り方が変わるかどうかで決まります。どちらの答えでも同じものを作るなら、その質問はやり取りを増やすだけです。

逆に、作り方が変わる質問を残したまま作りはじめると、あとで作り直す量が増えます。判断がつかないときは、「こう仮定して進めます」と書いて進めてください。黙って決めてしまうより、ずっと安全です。

判定基準が先、テストはその後

何をもって完成とするかが曖昧なままテストを書くと、テストは作ったものをなぞるだけになります。それでは「思ったとおりに動くか」ではなく「作ったとおりに動くか」しか確認できません。

先に文章で基準を固めて、それを機械で確かめられる形に置き換えます。「『何が正しいか』を先に決める」のトラックでは、この対応を表にして残します。

ここまでで分からないところがあれば、この回の本文だけを使って答えてもらえます(任意・自分のAPIキーが必要です)。

この回では扱わないこと

  • プロンプトの言い回しのコツ
  • どのAIモデルを使うかの選び方

やってみる

どちらでも45

ふわっとした依頼を、そのまま渡せる形に書き直す

実際にありそうなふわっとした依頼を1つ選び、やりたいこと・条件・やらないこと・完成の判定基準・確認方法の5つに書き直します。あわせて、答えによって作り方が変わる質問を3つまで添えます。

やること

  1. 「検索を速くしたい」くらいの粗さの依頼を1つ選びます。自分の案件から取るのが一番です。
  2. やりたいことを、使う人から見て何ができている状態かで書きます。
  3. 条件と、やらないことを分けて書きます。やらないことは2件以上書いてください。
  4. 完成の判定基準を、他の人が見ても同じ結論になる形で書きます。
  5. その判定に使うもの(コマンド・出力・画面)を書きます。
  6. 答えによって作り方が変わる質問だけを3つまで書きます。捨てた質問については、なぜ捨てたかを1行添えます。

できあがるもの:5つの項目に整理した依頼文と、3つまでの質問を書いた Markdown ファイル

できたかどうかの確かめ方

観点の表で採点する自分で採点する

その依頼文、他の人に渡せるか

書き直した依頼文を、「事情を知らない人がそのまま作りはじめられるか」という観点で採点してください。

完成したかどうか判定できるか

まだ
「使いやすくなっている」のように、判定が読む人の感じ方に任されている。
できた
満たしたかどうか、他の人が見ても同じ結論になる。
よくできた
判定に使うもの(コマンド・出力・画面)まで指定されている。

やらないこと

まだ
やらないことがない、またはやりたいことの言い換えになっている。
できた
今回やらないことが2件以上、具体的に書かれている。
よくできた
そのうち少なくとも1件が、実際に迷いやすい境目をはっきりさせている。
こういうときどうするか自分で採点する

その質問で、作り方が変わるか

自分が書いた質問3件について、答えが「はい」だった場合と「いいえ」だった場合で、作るものがどう変わるかをそれぞれ1行で書いてください。変わらない質問があれば、それをどう扱うかも書きます。

違いを示せているか

まだ
答えによる違いを書けていない質問がある。
できた
すべての質問について、答えによる違いが書けている。
よくできた
違いが出ない質問は捨て、代わりに「こう仮定して進める」と書く形に置き換えている。

この回の情報の出どころ

この回で触れている外部の情報は、いちばん古いもので 2026-09-14 に確かめたものです。 この日付は ADR-0019 の一次情報一覧から引き継いでいます。

この回の記録

書いた内容はこのブラウザの中だけに残ります。送信はしません。 成果物そのものではなく、どこにあるか(ファイルの場所、ブランチ名など)を書いてください。 鍵やパスワードは書かないでください。

確かめた結果

その依頼文、他の人に渡せるか
その質問で、作り方が変わるか
置き場所を書き、すべての確認を「できた」以上にすると、記録つきの完了になります。

AIに見てもらう(任意)

使わなくても、すべての回は完了できます

作ったものを、この回の観点表に照らして見てもらえます。返ってくるのは助言であって、 合否ではありません。完了にするかどうかを決めるのは、いつでもあなたです。 自分のAPIキーを使うため、料金はご自身のアカウントに請求されます。

先に、上の「この回の記録」ですべての確認に自分で評価を付けてください。 モデルの評価を先に見ると、自分の判断がそれに引きずられます。

プロバイダ

キーはこの実行にのみ使われ、保存もログ出力もしません。ブラウザにも残らないため、ページを離れると再入力が必要です。

APIキーを発行する