本文へスキップ

仕様から実装まで、ひととおり回してみる

レベル 1実践「何が正しいか」を先に決める120

先に読む回:仕様に何を書き、何を書かないか

この回でできるようになること

  • 仕様・計画・作業リスト・実装・照合までをひととおり回し、各段階の成果物を残せる
  • 仕様を先に固めるか、作りながら直すか、仕様を唯一の正とするかを、案件に応じて選べる

おさえておくこと

ひととおりの流れ

GitHub の Spec Kit では、次の段階がそれぞれコマンドとして用意されています。

  1. 方針づくり
  2. 仕様化
  3. 不明点の解消
  4. 計画
  5. 作業の分解
  6. 実装
  7. 仕様との照合

大事なのはコマンドの名前ではありません。前の段階の成果物が次の段階の材料になり、最後に実装が仕様へ戻って突き合わされる、という形のほうです。

3つのやり方

仕様を先に固める
作るものがはっきりしているときに向きます。
作りながら、迷うたびに仕様へ戻る
変わりやすいものを、少しずつ固めていくときに向きます。
仕様を唯一の正として、実装をそこから導く
同じ決まりを何度も使うときに効きます。

まだ何を作るか固まっていない案件では、1つめのやり方に時間をかけても無駄になりがちです。逆に、変更が多くて影響範囲が広いものほど、3つめに寄せる価値が上がります。

すでにあるコードに、あとから仕様を足すとき

全部を書き起こそうとしないでください。手順は2つです。

  1. 今回触る範囲について、現在どう動いているかをテストで固定する
  2. そのうえで、変えたい動きだけを仕様に書く

こうすると、仕様が「こうあるべき」という作文ではなく、変更の合否を決める基準として機能します。

ここまでで分からないところがあれば、この回の本文だけを使って答えてもらえます(任意・自分のAPIキーが必要です)。

この回では扱わないこと

  • Spec Kit のインストール手順(公式ドキュメントを見てください)

やってみる

どちらでも120

仕様から実装まで、1周させてみる

小さな機能を1つ選び、仕様・計画・作業リスト・実装・照合の各段階の成果物を残しながら、ひととおり回します。

やること

  1. 半日以内で終わる機能を選びます。
  2. どのやり方で進めるか(仕様を先に固める/作りながら直す/仕様を唯一の正とする)を先に決めて、理由を1段落で書きます。
  3. 仕様を書きます。分からない点を書き出して、先に潰します。
  4. 計画と作業リストを、仕様とは別のファイルに書きます。
  5. 実装して、テストを通します。
  6. 仕様のどの条件を満たせたかを突き合わせ、満たせていない条件は残課題として書きます。

できあがるもの:仕様・計画・作業リスト・照合結果の4ファイルと、実際の変更点

できたかどうかの確かめ方

言葉で説明する自分で採点する

各段階で、何が出てきたか

回してみた1周について、各段階に何を入れて何が出てきたかを1行ずつ書いてください。飛ばした段階があれば、その理由も書きます。

前の成果が次の材料になっているか

まだ
段階の名前が並んでいるだけで、つながりが見えない。
できた
前の段階で出たものが、次の段階の材料になっていることを示せている。
よくできた
実装を仕様に突き合わせた結果まで書けている。
こういうときどうするか自分で採点する

そのやり方は、案件に合っているか

「何を作るかまだ固まっておらず、作り直す前提の新しいプロダクト」では、3つのやり方のどれを選びますか。選ばなかった2つが不利になる理由も書いてください。

損得を説明できているか

まだ
選んだ理由だけを書いている。
できた
不確かさと、仕様を維持する手間の関係から、選ばなかった側の不利も説明している。
よくできた
案件の条件が変わったら、どの時点で切り替えるかまで書けている。

この回の情報の出どころ

  • 公式のリポジトリGitHub
    github/spec-kit

    2026-09-14 に確認/2026-12-14 までにもう一度確認

  • 公式の説明GitHub
    Spec Kit ドキュメント

    2026-09-14 に確認/2026-12-14 までにもう一度確認

この回で触れている外部の情報は、いちばん古いもので 2026-09-14 に確かめたものです。 この日付は ADR-0019 の一次情報一覧から引き継いでいます。

この回の記録

書いた内容はこのブラウザの中だけに残ります。送信はしません。 成果物そのものではなく、どこにあるか(ファイルの場所、ブランチ名など)を書いてください。 鍵やパスワードは書かないでください。

確かめた結果

各段階で、何が出てきたか
そのやり方は、案件に合っているか
置き場所を書き、すべての確認を「できた」以上にすると、記録つきの完了になります。

AIに見てもらう(任意)

使わなくても、すべての回は完了できます

作ったものを、この回の観点表に照らして見てもらえます。返ってくるのは助言であって、 合否ではありません。完了にするかどうかを決めるのは、いつでもあなたです。 自分のAPIキーを使うため、料金はご自身のアカウントに請求されます。

先に、上の「この回の記録」ですべての確認に自分で評価を付けてください。 モデルの評価を先に見ると、自分の判断がそれに引きずられます。

プロバイダ

キーはこの実行にのみ使われ、保存もログ出力もしません。ブラウザにも残らないため、ページを離れると再入力が必要です。

APIキーを発行する