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リンドくん
たなべ先生、データサイエンスを勉強したいんですけど、Pythonの環境構築って難しそうで...何から始めればいいんですか?
たなべ
確かに環境構築は最初の壁になりがちだよね。
でも安心して。データサイエンス用のPython環境は、Anacondaというツールを使えば驚くほど簡単に整えられるんだ。今日は一緒に、ゼロから環境を作っていこう!
プログラミングを学び始めた方がデータサイエンスに挑戦しようとすると、最初に立ちはだかるのが「環境構築」という壁です。
「Pythonをインストールしたけど、次に何をすればいいの?」
「ライブラリって何?どうやって入れるの?」
「仮想環境って必要なの?」
こうした疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実際、自分も講師として多くの学習者を見てきましたが、環境構築でつまずいて学習を諦めてしまう方は少なくありません。
しかし、ここで朗報です。データサイエンス向けのPython環境構築は、適切な手順とツールを使えば、初心者でも30分程度で完了できます。
この記事では、データサイエンスに必要なPython環境の構築方法を、プログラミング初心者の方でも理解できるよう、一つ一つ丁寧に解説していきます。
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リンドくん
Pythonの環境構築って、公式サイトからPythonをダウンロードするだけじゃダメなんですか?
たなべ
もちろんそれでもPythonは使えるよ。でもデータサイエンスの場合は、必要なライブラリが最初から揃っているAnacondaを使う方が圧倒的に楽なんだ。
Anacondaは、データサイエンスや機械学習に必要なPython環境をパッケージ化したディストリビューション(配布パッケージ)です。
簡単に言えば、データサイエンスに必要なものが全部入りのツールセットだと考えてください。
通常のPythonインストールとAnacondaの大きな違いは以下の点にあります。
Anacondaには、データサイエンスの学習や実務で使用する主要なライブラリがあらかじめインストールされています。
これらを個別にインストールしようとすると、バージョンの互換性問題などで初心者がつまずくことが多いのです。
しかしAnacondaなら、これらが最初から動作確認済みの状態で提供されます。
データサイエンス学習を始めたばかりの方にとって、Anacondaは以下のような利点があります。
まず、環境構築のトラブルを最小限に抑えられるという点です。
ライブラリのインストールで発生しがちなエラーに悩まされることなく、すぐに学習を始められます。
次に、標準的な環境を使えるということ。
オンライン教材や書籍の多くがAnaconda環境を前提にしているため、学習リソースと環境が一致します。
そして、プロジェクト管理が楽になること。
複数のデータサイエンスプロジェクトを進める際、それぞれ独立した環境で管理できるため、ライブラリのバージョン競合を避けられます。
リンドくん
じゃあ早速Anacondaをインストールしてみたいです!手順を教えてください。
たなべ
OK!OSごとに少し手順が違うから、自分の環境に合わせて進めていこうね。基本的にはダウンロードしてインストーラーを実行するだけだから安心して。
まず、Anacondaの公式サイト(https://www.anaconda.com/download)にアクセスします。
ページ上部に"Get Started"ボタンが表示されますので、それをクリックしてまずはAnacondaに登録します。
それが済んだらインストーラをダウンロードしましょう。
OSや環境に合わせてインストーラの一覧が表示されているため、自分に合ったものをダウンロードしてインストールします。
なお、Graphical Installerを選べばアプリケーションを立ち上げて、インストールウィザードに従うだけでインストールが進められます。
インストールが終わったらコマンドプロンプトやターミナルで以下のコマンドを実行しましょう。
バージョン情報が表示されれば成功です。
インストールが正常に完了したかを確認するため、以下のコマンドを実行してみましょう。
これらのコマンドが正常に動作すれば、Anacondaのインストールは成功です!
リンドくん
Jupyter Notebookって名前はよく聞くんですけど、普通のPythonファイルと何が違うんですか?
たなべ
Jupyter Notebookはコードと結果を一緒に確認できるインタラクティブな環境なんだ。
データ分析では、試行錯誤しながら進めることが多いから、すごく便利なんだよ。
Jupyter Notebookは、ブラウザ上で動作する対話型のPython開発環境です。特にデータサイエンスの分野では事実上の標準ツールとなっています。
通常の.pyファイルとの大きな違いは以下の点です。
Anaconda Promptまたはターミナルで以下のコマンドを実行します。
すると、ブラウザが自動的に開き、Jupyter Notebookのホーム画面が表示されます。ここから新しいノートブックを作成したり、既存のノートブックを開いたりできます。
新しいノートブックを作成して、データサイエンスの基本的なコードを試してみましょう。
NewからPython3を選びます。

新規ノートブック作成
表示されたノートブックに以下のコードを貼り付けてみましょう。
このコードを実行すると、以下のような表形式のデータが表示されます。

実行結果
Jupyter Notebookでは、このようにコードと実行結果が一体となって表示されるため、データの確認や試行錯誤がとてもスムーズに行えます。
Jupyter Notebookを効率的に使うための基本的なショートカットです。
これらを覚えるだけで、作業効率が大幅に向上します。
リンドくん
仮想環境って何ですか?なんだか難しそうな響きですが...
たなべ
心配しないで!仮想環境はプロジェクトごとに独立した作業スペースを作る仕組みなんだ。例えるなら、机の上を整理整頓するようなものだよ。
データサイエンスのプロジェクトを複数扱うようになると、以下のような問題が発生することがあります。
仮想環境を使うことで、プロジェクトごとに独立したPython環境を作成し、これらの問題を回避できます。
新しいプロジェクト用の仮想環境を作成してみましょう。
-nオプションの後に環境名を指定します。ここではmy_test_projという名前にしていますが、プロジェクトに合わせて自由に命名できます。
仮想環境を効率的に管理するための基本コマンドです。
特定の環境に必要なライブラリをインストールしてみましょう。
このように、プロジェクトごとに必要なライブラリだけをインストールすることで、環境をクリーンに保つことができます。
リンドくん
データサイエンスを始めるには、どんなライブラリを入れておけばいいんですか?
たなべ
基本的にはNumPy、pandas、matplotlibの3つが最重要だよ。これらがあれば、かなりのことができるんだ。
データサイエンス初心者が最初に学ぶべき5つのライブラリを紹介します。
Pythonでライブラリを使用する際の一般的な書き方を理解しておきましょう。
asキーワードを使って短い別名を付けるのは、コードの可読性を高めるための一般的な慣習です。特にnumpy→np、pandas→pdは業界標準と言えます。
リンドくん
なるほど!思ったより簡単に環境が整いました。これでデータサイエンスの勉強を始められますね!
たなべ
その通り!環境構築は最初のハードルだけど、ここを乗り越えれば本当に楽しいデータサイエンスの世界が待っているよ。ぜひ色々試してみてね。
この記事では、データサイエンスのためのPython環境構築について、基礎から実践まで解説してきました。
重要なポイントをおさらいすると、以下の通りです。
環境構築は、プログラミング学習における最初の関門と言えます。しかし、適切な手順とツールを使えば、初心者でも確実にクリアできるものです。
ここまで環境が整えば、あとは実際にデータを触って、分析の楽しさを体験するだけです。
最初は簡単なデータセットから始めて、徐々に複雑な分析に挑戦していきましょう。